【売上が伸びないがなくなる】
資本や技術より心理学
                
昔から売っているバナナ。
                
かつては高級品だったが現在は
どこにスーパーでも100円〜300円
程度で購入できます。
                
ここで考えて欲しい。
                
この安くどこでも売っているバナナを
爆発的に売るにはどうしたらいいでしょうか?
                
今までにないくらいとてつもなく安く売る
今までにないくらいおいしいバナナを売る
                
こんな発想が普通でしょう。
                
実際には安く売り過ぎたら利益が
なくなりますし
                
今までにないくらいおいしいバナナを
作るのはかなり難しいはずです。
                
ではバナナを爆発的に売るのは
不可能なのか?
                
実はそんなことはありません。
                
数年前、このバナナがどこの店からも
消えたことがありました。
                
特に安く売ったわけでも味が変わった
わけでもないのに
                
爆発的に売れたのです。
                
バナナでダイエットができるという内容の
番組がテレビで放送されため
                
こんな奇跡的とも言えることが起こった
のです。
                
値段も味も変わらないバナナであっても
消費者や顧客に新しい利用方法、
食べ方、効能に気づかせれば
                
品切れになるくらいに売れるわけです。
                
同じようなことがココアでも起こりました。
                
昔からあるココアが値段も味も変えないで
突如バカ売れしたのです。
                
これは、ある番組で
「ココアはピロリ菌の殺菌作用がある」と
伝えられたからです。
                
売上をアップしようと思うと
多くのビジネスパーソンは売るものを
変化させようとします。
                
値段や品質を変えるのです。
                
もちろんこれも悪いことではありませんが
もう一つやり方があることに気づいてください。
                
それは顧客の感情・心理を変えることです。
                
「こんな食べ方が知らなかった!」
「こんな効果があったんだ」と言わせるのです。
                
これはもちろん食べ物に限ったことでは
ありません。
                
売上好調の大手通販会社は番組で
コンピュータを売る時、値段や性能
付いてくるおまけをアピールするだけでは
ありません。
                
おじいちゃんやおばあちゃんがコンピュータを
使って孫とメールをしたり
                
コンピュータに付いているウェブカメラで
孫とテレビ電話で楽しく話す様子を映します。
                
「こんなこと孫としたかった!」という声が
聞こえてきそうで
                
多くの今まではコンピュータに全く興味を
持たなかった年配者の感情が変わった
はずです。
                
さああなたのビジネスでも考えてみませんか。
                
値段や性能の戦いはますます競争が
激化するに違いありません。
                
そんな戦いに加わるのは止めて
顧客の感情・心理を変えることを勉強して
みませんか。
                
先が見えないビジネス界を勝つ抜くために
必要なのは
                
資本や技術ではなく、これからは心理学
だと私は確信しています。
                
こちら↓の本は非常に参考になります。

現代広告の心理技術101